CASE STUDY
株式会社関電工 人材育成センター 様
茨城県牛久市にある、株式会社関電工の人材育成センター。
このセンターは、社会インフラを支える日本最大級の総合設備企業として、本来の技術・技能者たちがその第一歩を踏み出すための重要な拠点です。毎年数百人の新入社員や研修生が集まり、技術や技能を学びます。
今回は、既存の設備を最大限に活用しつつ、より効果的で質の高い研修環境の構築をするために、Pexip社の「Pexip Infinity(ペクシプ インフィニティ)」および管理ツール「VMRオペレーター」、さらにCisco社のビデオ会議システムを導入していただきました。
人材育成にかける熱い想いを実現されたご担当者様に、その背景や工夫についてお話を伺いました。

ご担当された、関電工のみなさま
「人間第一」のDNAと共に
「1988年に制定された『人間第一』という社是には、『社会インフラやお客様の設備を守るためには、従業員やグループ・協力会社の社員の安全・安心など、会社を取り巻く人を大切にすることが第一である』という強い想いが込められています。そのDNAは、現在も変わることなく受け継がれ、研修の場にも色濃く反映されています。技術を教えるだけではなく、『人を育てる』という視点が常に根底にあるため、人材育成に力を入れています。」

左:すべての教室に飾られている社是「人間第一」 / 右:「人間第一」をモチーフにした「人一」ロゴマーク
「2025年度は、335名*の新入社員が関電工に入社しました。彼らは、まず座学で基礎を学び、その後それぞれの部門の研修へと進みます。また、新入社員研修だけではなく、階層別研修や専門研修、資格取得に向けた講習など、年間を通じて多様な研修が行われます。年間延べ受講者数は約5万人にのぼり、ほぼ常時いずれかの研修が稼働している状況です。これまでは、新入社員研修などの大人数での研修を行う場合は、付設する体育館で一堂に会し、講師による一方的な方法で実施していました。しかし、新型コロナウイルスの流行を経て、一同に集まる形での研修そのものが困難に。さらに、研修生一人ひとりの学びの質をより高めるための変革を必要としていました。」
*2024年の参考データ
研修の新たなかたちを実現

人材育成センターには、50人程が収容できる教室が4部屋、最大100人が収容できる部屋が1部屋、さらにPC教室があります。
「ビデオ会議を上手く活用させて複数の教室を繋ぎながら講義を実施したいと考えていましたが、そのためには社内のローカルネットワーク上で実施できるセキュアなどビデオ会議システムが必須でした。」

左:Pexipサーバー本体(Dell PowerEdge R660) / 右:Cisco Room Kit EQにより、教室間の高品質な映像・音声の送受信を実現します。

Pexipの接続イメージ
Pexip Infinityは、自社のITポリシーに準拠したセキュアな環境下で運用でき、外部のクラウドに依存しない柔軟な構成が可能です。教室間はローカルネットワークで接続され、遅延や通信不良を最小限に抑えられています。

講義を受けている様子
「PexipとCiscoの導入により『講義を行う講師がいるメイン教室』と『研修生のみが集まる他教室』に研修生を分散させることができました。そして、これらの複数拠点をシームレスに繋ぐことで、先生が一方的に講義を行うだけではなく、他教室にいる研修生の発言もリアルタイムでメイン教室に届き、双方向のコミュニケーションが可能な研修スタイルが実現しました。技術と人を繋ぐインフラを整備することで、学びの質が向上し、研修生一人ひとりの学びがより深くなりました。」

座学では、一般教養から専門分野まで幅広い内容を扱い、手元を映した講義形式も取り入れられています。

各教室に設置されたカメラやマイクにより、研修生の発言もメイン教室に届き、講師のコミュニケーションがスムーズに取れます。
研修の質を支える裏側の工夫
「運営を支える自動化」
研修生にとっての研修環境の最適化に加え、研修を運営・管理する事務局の負担軽減や、講義を行う講師がより集中して授業に臨める環境づくりも重要な課題となっていました。

講義スケジュールは事前にPexip VMRオペレーターで予約、開始・終了時は自動で接続・切断され、運営側の操作負担を軽減します。
「講義の予約管理がとても簡単になりました。Pexip VMRオペレーターによる自動運用で、講義時間に合わせてビデオ会議が自動的に管理されるため、ネットワーク担当者や講義を実施する講師の手を煩わせることなく、スムーズな運用が可能になりました。」
「安心感を高める“見える化”」

事務局に設置された、各教室の利用状況をリアルタイムで把握できる監視モニター
どの教室で講義が実施されているか、接続状況に問題が無いかを一目で確認できるため、トラブルの早期発見・迅速な対応が可能となっています。
この「見える化」により、運営側の負担を軽減しながら、安心して研修を支えられる環境を整えています。
「講義に集中できる操作性」

ホーム画面

左:システム操作画面 / 中央:映像操作画面 / 右:音量操作画面
万が一、講義中に接続が切断された場合も、タッチパネル上の「再入場」を押すだけですぐに接続できる設計になっています。さらに、講義中に先生が行う画面切り替えや音響の設定作業も、惑わせない操作性を追求したシンプルな操作画面から直感的な操作が可能です。これらのシステムは、各教室に均等に導入され、どの教室にいても一貫した体験を受けられるよう構成されています。
「新入社員が一堂に集まるタイミングでは、このシステムの効果が最も発揮されます。しかし、私たちが重視したのはそれだけではありません。今後も長く使い続けることを前提に、システムの陳腐化を防ぐこと、将来的な拡充に対応できる柔軟性、そして万が一に備えた冗長性の確保が重要なポイントでした。そうした条件を総合的に満たせる仕組みとして、今回の導入に至りました。」
「人」として、「技術者」として成長できる場所

構内にある実技場、各部門の現場と同じタイプの電柱が30本以上設置されています。

これから現場へ羽ばたく研修生
「近年、関電工では採用の多様化も進んでいます。電気工学を専攻していない学生でもインフラを支える技術者として活躍できるよう、幅広い育成プログラムを用意しています。『熱意さえあれば、スキルは後から自然に身につけられる』、そんな環境がここにはあります。単なる技術教育の場ではなく、社員一人ひとりが『人として』『技術者として』成長し、自己革新を遂げていく場として。その先にあるのは、日本の産業や社会インフラ、そして人々の暮らしを支えるという、大きな使命です。私たちはこれからも進化を続け、未来の技術をリードする人材を育てていきたいです。」
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